雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2010-05-06から1日間の記事一覧

フーコーの「全体的なものと個的なもの」/ミシェル・フーコー

権力に関するフーコーの短い講演メモである。 この本を読んだのはもう10年近く前か。 改めて読んでみたが、短いながら読み応えがあった。 権力の分析として、第一章では古代ギリシア的な「シテ」とヘブライ的な「牧人」の観念から始まる。 人々の集団を捉え…