雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2010-10-21から1日間の記事一覧

おとしばなし集/石川淳

どうやって石川淳に辿り着いたのかはもう覚えていないが、「狂風記」や「至福千年」といった長編作品の物語世界にあっというまに虜になって、次から次へと読み耽った。 そこには、異形や無法の登場人物たちが跳梁跋扈し、あらゆる名のつく主義を唾棄し、ただ…