雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2011-01-21から1日間の記事一覧

ヘリオガバルス または戴冠せるアナーキスト/アントナン・アルトー

しかし、何度読み返しても、この本は飽きない。 そして、脳ミソが痺れたような、あるいは眩暈のような感覚になる。 ヘリオガバルスは、218年に14歳で即位し、222年に18歳で殺害された、バッシアヌス家のローマ皇帝である。 性的放縦、退廃、浪費、美食(とい…