雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2012-03-15から1日間の記事一覧

塩壷の匙/車谷長吉(塩壷は旧字体で表記)

好きか嫌いかと言う前に、読み耽ってしまう小説というのがある。 それは、まさに文章の力なのだと思う。 新潮文庫の奥付の前、初出一覧の後辺りにある、数行の解説でこの本を見つけた。 そこに書かれていた「私小説という悪事」というフレーズに惹かれたよう…