雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2012-05-09から1日間の記事一覧

人魚の嘆き・魔術師/谷崎潤一郎

処分しようと思っていたのだけれど、ふと思い立って読み返してみる。 なるほどこれは傑作かもしれない。 「人魚の嘆き」は、清朝の南京を舞台にした、手に入れられるものは全て手に入れ、現実に倦んでいる富豪が和蘭人から人魚を買い受ける。 その人魚の嘆き…