雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2013-06-26から1日間の記事一覧

家族八景/筒井康隆

例えば、この物語の主人公は、ジュスティーヌなのかジュリエットなのか、と考えてみる。 もちろん、マルキ・ド・サドの、「ジュスティーヌ物語あるいは美徳の不幸」「ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え」のことである。 主人公の火田七瀬は他人の心が読め…