雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2019-11-06から1日間の記事一覧

白い人・黄色い人/遠藤周作

実に居心地の悪い小説だ。 だが本来、小説とはそういうものだろう。 「白い人」はドイツ占領下のリヨンが舞台である。 ナチスに協力する無神論者の主人公と、拷問にかけられようとも神を信じ、レジスタンスに協力する旧友。 限界状況における倫理的行動がテ…