雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

仙人/芥川龍之介

この本もまた電子書籍で読む。 滋賀の瓢箪好きの男の話だ。 芥川龍之介の笑いは、乾いた、皮肉めいたものがある。 それが鼻につくような感じもするが、ちょっとくせになる感じもする。 夜の新幹線で、酒を飲みながら読んだせいもあるかもしれない。 と思った…

曽根崎心中、冥途の飛脚、心中天網島/近松門左衛門

この本もまた電子書籍で読んだ。 ひょんなことから大阪の仕事をすることとなり、曽根崎、北新地、中ノ島辺りを、ぶらりぶらりと散策する機会に恵まれた。 となると、気になるのはご当地モノというわけでもないが、近松門左衛門ぐらいは読んでおいた方がいい…

妖怪漫談/岡本綺堂

妖怪関連の本をを探して見つけた。 日本の妖怪話は、中国の輸入品というエッセイ。 まあ、それはそうなのだろうけど、それを言い立てたところでどうなるものかと。 妖怪漫談 作者: 岡本綺堂 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見…

セクサロイド/松本零士

お試しで、無料ということで、ダウンロード。 こういう読み方ができるのも、電子書籍はありがたい。 買ってから外れだったことに気づくのは悲しい。 松本零士の熱心な読者ではないので、こんな作品があったことは、初めて知った。 青年誌向けということで、…

妖怪研究/井上円了

妖怪を分類したもの。 この本もまた、電子書籍でよんだ。 妖怪研究 作者: 井上円了 発売日: 2012/10/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

妖怪学一斑/井上円了

妖怪学についての講演会を文字に起こしたもの。この講演会では、ジンクスや符丁について語っている。 妖怪学一斑 作者: 井上円了 発売日: 2012/10/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

子に与ふ/北一輝

北一輝の遺言である。電子書籍で簡単に手に入るので読んでみた。日本改造法案大綱を読むかは分からない。 子に与ふ 作者: 北一輝 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

悪魔/芥川龍之介

この本もまた電子書籍で読み返した。芥川らしい皮肉の効いた短篇である。悪くない。 悪魔 作者: 芥川竜之介 発売日: 2012/09/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

我が人生観/坂口安吾

相変わらず電子書籍で坂口安吾を読み耽っている。 これは紙の本では読んだことが無かったが、なかなか面白い。 坂口安吾のエッセンスが詰まっているようなエッセイだ。 いちいち、そうだよなと思う事が多いが、翻って考えてみると、高校生の頃から坂口安吾を…

亜人/桜井画門、三浦追儺

電子書籍でお試し版があったので読んでみた。 夜中のアニメで何度か観ていた。 面白いかと聞かれたら、面白いと答えるだろう。 最初の方なので、亜人とはどういう存在なのか、といった物語のキーとなりそうなことは、まだ伏せられている。 だが、そういった…

進撃の巨人 悔いなき選択 リマスター版 1巻/諌山創、駿河ヒカル

電子書籍で無料お試しがあったので読んでみた。 これだけでは話はよく分からない。 まあお試しってのはそういうことか。 進撃の巨人 悔いなき選択 リマスター版(1) (ARIAコミックス) 作者: 駿河ヒカル,諫山創,砂阿久雁(ニトロプラス),「進撃の巨人…

死と鼻唄/坂口安吾

引き続き電子書籍で読んでみた。 分かるような分からないようなエッセイだ。 鼻唄交じりに勝負に出るものは強い、という話。 戦場で死を見つめていない限りは死なないという話。 第二次世界大戦でのドイツ軍は、相手に死を思わせることが上手かったから強か…

甲州郡内妖怪事件取り調べ報告/井上円了

この本もまた電子書籍で読んだ。 東洋大学、哲学堂の設立者である、井上円了が山梨で起こった妖怪騒ぎを検証するというもの。 実際どんな内容なのかを此処で明かすのは面白くないので行わない。 短いので興味のある方は読んで欲しい。 こういった事件が大騒…

安吾新日本地理/坂口安吾

これもまた電子書籍で読んだ。 実は紙媒体の本でも持っている。 こういう本の各章が、個別になってしまうのは、とても読みにくい。 なぜこんなことになってしまうのか。 こんなことでは、星新一が青空文庫で読めるようになったら、と想像するだけで恐ろしい…

聖地巡礼-世界遺産からアニメの舞台まで/岡本亮輔

この本もまた図書館で借りた。 だいぶ前に読み終わって、もう返却してしまったのだが、記事を書くのを忘れていた。 聖地巡礼という行為に関する社会学的な考察、といったところか。 手元に無いので記憶に頼るしかないが、ニューエイジムーブメント以降の聖地…

残念な人の思考法/山崎将志

この本もまた図書館で借りた。 ビジネス全般のハウツー物というか、まぁ、仕事に苦しくなったら読む本という感じがした。 顧客志向、プライオリティ付け、そういったところがキーワードだろうか。 残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ) 作者: 山崎将志 出…

武器としての交渉思考/瀧本哲史

この本もまた図書館で借りた。 手っ取り早く言うと、交渉術のノウハウ本である。 そこに「武器としての」と枕詞を重ねるのもまた、作者による読者との交渉なのだろう。 ノウハウ本を解説するのは蛇足なのでしない。 武器としての交渉思考 (星海社新書) 作者:…

煙草と悪魔/芥川龍之介

ちょっと小洒落た短篇である。 芥川らしいと言えばらしいと思う。 ちょっとひねっているというか。 煙草と悪魔 作者: 芥川竜之介 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

日本辺境論/内田樹

この本もまた図書館で借りた。 が、ほとんど興味のない本だったので、途中で諦めた。 まあ、そういう事もある。日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11メディア: 新書購入: 29人 クリック: 793回この商品を含むブログ (35…

昭和元禄落語心中/雲田はるこ

ちょっと前から夜中にアニメ化されていて、ちょっと気になっていた。 お試しで1巻が無料だったので読んでみた。 落語自体が好きなので、ちょっとこれは読み耽ってしまいそうで危険だ。 本当は寄席とか行ってみたいが、何せ時間が無い。 昭和元禄落語心中(…

三十年後の日本/海野十三

こちらはジュブナイルといって良いだろう。 発見された大きな銀色の球体から、冷凍保存されていた30年前の少年が蘇り、未来の世界に驚き、月世界での冒険活劇と、あっと驚く展開で物語の幕は閉じる。 レトロフューチャー好きであれば、ぜひお勧めしたい一篇…

空襲下の日本/海野十三

以前、文体が似ていると診断されたことがある海野十三を読んでみる。 戦争中の日本の人々の姿を描いている。 市街地の空襲が、まるで見てきたかのように書かれているが、この作品が発表されたのは、昭和8年である。 どこかで見聞きした情報を、東京の上に展…

日本文化私観/坂口安吾

言わずと知れた名随筆である。 ブルーノ・タウトの同名のエッセイに取り上げられるような悟り澄ましたような、所謂「文化」なんかより、人間の生き生きとした姿に文化の本質を見る、という主旨だと強引にまとめる。 それはそうなのだが、やはり洗練というも…

夜長姫と耳男/坂口安吾

坂口安吾を続けて読んでいる。 不意にこんな言葉が突き刺さる。 好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがだめなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。 息苦しいのは、坂口安吾のせいではなくて、…

青鬼の褌を洗う女/坂口安吾

坂口安吾を読み出すと癖になる。 この短編の主人公は妾の娘で、戦争中から終戦直後ぐらいの話のようだ。 一人称で語られる物語は、観念的なようで感覚的でもあり、ともすれば何を言わんとしているのか見失いそうになる。 だが時に坂口安吾の言葉が、不意に突…

桜の森の満開の下/坂口安吾

けだし名作だ。ダークファンタジーであり、寓話である。さらってきた女は他の人間を殺すよう指図し、生首でままごとめいた遊びをする。下女として生き残った女は、お喋りが生き甲斐だという。主人公の男はろくでもない人殺しだが、主人公だけが狂気に気づい…

ろくろ首/小泉八雲

この怪談はまるで冒険活劇だ。飛んで行った首は、どこへ行ったのか。そこからまた、新たな物語が生まれる可能性がある。ろくろ首作者: 小泉八雲発売日: 2012/09/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る ろくろ首

葬られたる秘密/小泉八雲

生前の物に固執する幽霊の話。恐ろしくはないが、物悲しい。怪談とは何なのか。小泉八雲は怪談のなかに日本的ななにかを見いだしたのではないだろうか。葬られたる秘密作者: 小泉八雲発売日: 2012/09/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

近代支那の文化生活/内藤湖南

中国における近代とはなにかという考察。そのメルクマールとして、平民ということを持ち出して、宋からとしている。さらっと読み流してしまった。近代支那の文化生活作者: 内藤湖南発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

男ごゝろ/永井荷風

勢い付いて永井荷風を続ける。 短篇小説で15分もあれば読める。 気になる女を落として、面倒くさくなって離れていく、そんな短篇である。 そんな男もいるさ、とやり過ごせるなら大人の女性だろうか。 デートの場所が浅草という辺りに時代を感じる。 男ごゝろ…