雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト/アントナン・アルトー

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト (白水Uブックス)

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト (白水Uブックス)


正直どうしてこんなことを発想できるのか良く分からない、と言う小説?
小説なのかも良く分からない。
古代ローマ皇帝のヘリオガバルスの評伝という形態で、アルトーの思想を語っているように思える。
どこまでが事実で、どこからがフィクションなんだろう?
というか、引用されている古代の評伝すら、事実かどうかも怪しいとすると、結局すべてフィクションなのかもしれない。
何度読んでも眩暈感をおぼえる。