蛇行する自由
- 作者: アンドレ・ブルトン,宮川淳
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1985/01
- メディア: 単行本
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この本は高校生の頃に買ってしばらく読まなかった。
詩なのか散文なのか、蛇行するようなエクリチュールに惑わされて読み通すことができないでいた。
小学校以来の国語の授業の悪影響だと思うのだけれど、文章の意味するところは一つで、正解があるという考えは、詩を読むのにはそぐわないような気がしている。
何が書いてあるかが重要なのではなく、何を読み取れるかがそのテクストの価値ではないだろうか?
それはともかく、改めて読むと、この本に書かれているのは「自由」である、と思ったのだった。