雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

記号と事件―1972‐1990年の対話/ジル・ドゥルーズ


語ること語らないもの

記号と事件―1972‐1990年の対話

記号と事件―1972‐1990年の対話


だいぶ前に買ったような気がする、ので再読。フーコーガタリ、映画や哲学について語っている。語っているので読みやすい。だが語っていることはわかるのだが、語っていないことはわからない。つまり、「アンチ・オイディプス」や「千のプラトー」をどのように書いたのかが判っても、そこに書かれていることは判らないので、結局、読みたくなる。フーコーなりについて語っていても、それはフーコーの考えそのものではないし、フーコーの著作でもないので、フーコーの著作も読みたくなる。
巧い仕組みだと思う。


記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫)

記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫)

文庫版もあるらしい


記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出・現代の名著)

記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出・現代の名著)

これは新装版?