雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

犬の記憶/森山大道


記憶のありかた

犬の記憶 (河出文庫)

犬の記憶 (河出文庫)


写真家が言葉をつむぐということはどういうことか興味があった。文筆家とは違った視点での回想が語られる。『写真家』という括りで語るのは無理があるが、森山大道という写真家の資質として、回想はまず光のイメージなのだと思った。個人的な伝記が、というより、記憶のあり方が興味深い。