雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

超男性/アルフレッド・ジャリ


かわりもの

超男性 (白水Uブックス)

超男性 (白水Uブックス)


超高速の自転車競技と超絶倫の男性と金属と融合する肉体の小説、とでも言えばいいのか。読んだのは大学生の頃だったか。これはシュルレアリスムなのか?ただ間違いないのは、ジャリであり、それ以上でも、それ以下でもなく、それ以外に似たものは無い、という小説だと思う。そして、エロティックでもなく、物悲しく、皮肉めいた笑いがある。


超男性―現代小説 (1975年)

超男性―現代小説 (1975年)