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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

動物化する世界の中で/笠井潔、東浩紀


交わした言葉が滑り出してしまうと止めるのは難しい


笠井潔東浩紀という組み合わせは、なるほど妙を得ている。だがこの本の内容は、そんな編集者の思惑とは違った方向へ滑り出してしまっていると思われる。
団塊の世代団塊ジュニアの世代。ポストモダンブームへの批判。9.11以降の世界を捉える言葉。伏線が張られ、思惑が絡み合って、公開された「往復書簡」ならではの緊張感となっている。
これは何の本だろうか?
実は2人が仕組んだ罠ではないだろうか?
編集者はプラトンの対話篇まがいのことを意図していたのであろうか?
書かれていること以上の何かを邪推させるに足りる本だと思った。