雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

スピリチュアル・エマージェンシー―心の病と魂の成長について/スタニスラフグロフ、クリスティーナグロフ


アサハカサ

スピリチュアル・エマージェンシー―心の病と魂の成長について

スピリチュアル・エマージェンシー―心の病と魂の成長について

  • 作者: スタニスラフグロフ,クリスティーナグロフ,Stanislav Grof,Christina Grof,高岡よし子,大口康子
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本
  • クリック: 6回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る


スピリチュアル・エマージェンシーは、精神的に危機的状態に発現する状態であり、その状態をネガティブに捉えるのではなく、その後の精神的成長の途中段階として肯定的に捉えようとする概念、とでも纏められるだろうか。シャーマニズムやUFO目撃譚などにも波及しているが、それが事実かではなく、それを体験した人の心がどうであり、それを平常な状態にするための支援とはどういったことか、ということがテーマになっている。様々な論文や講演録が収められているが、どれも深く、かつ判りやすい。
買った当時は、ある種の眉唾物として読み始めたが、むしろ、そう思思い込んでいた自分の浅はかさを反省したのだった。