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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

青い車/よしもとよしとも


どうしようもなさかげんについて

青い車 (CUE COMICS)

青い車 (CUE COMICS)


著者自ら大絶賛する表題作は、スピッツの曲の引用であり、後に映画にもなった原作。(のはず…)
よしもとよしともを読んで思うのは、どうしようもなさ加減が紙に染みている感じだ。
絵がどうとか、構図がどうとか、デッサンがどうとか、ストーリーがどうとか、そういったことも全てひっくるめて、どうしようもなさが滲み出ている。
だがそのどうしようもない感じが、何故かちょっとクセになる。
作品としての質がどうとか言う以前の、作者の何かを表現したい衝動に、テクニックが追いついていないどうしようもなさとか、ストーリーとして破綻してしまっているどうしようもなさとか、そんなことは関係が無い、どうしようもないがままの潔さみたいな感じがする。
永遠に途上であり続けること、そんな作品のような気がする。