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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

瀕死のエッセイスト/しりあがり寿

コミック



買ったのはいつだったか、何もかもが嫌になっていた頃かもしれない。
その時にどう思ったのかはもう覚えていないが、改めて読むとほのぼのとした作品だと思った。
瀕死のエッセイストは死期の近い入院患者だ。
作品としては、細かなネタの積み重ねで、笑える部分もあり、感傷的な部分もある。
死とか死体とか、それが禁忌であるとかそうではないとか、そういったものではなく、日常の延長としての、地続きにある死を前提に笑いを誘おうとしたりするのだ。
その試みは上手くいっているのだろうか?
最初に読んだときの感想を覚えていない時点で、その頃の自分の心には届かなかったのかもしれないが、読んだ時の気分にも因るのかもしれない。
正月の話、通り魔の話、母の話など、単品だとキテる話もあるのだが、総体的には届かなかったのかもしれない。