雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

スターダスト/ジョージ秋山


はいて捨てるほどに

スターダスト (傑作未刊行作品集 (002))

スターダスト (傑作未刊行作品集 (002))


安っぽい筋書きと犯罪の匂い、正義よりも悪役のほうがカッコよくて、裏切りと唐突な展開と破綻する伏線、まるで失敗したサスペンスドラマか低予算のアクション映画か。でも読み出すと止まらない。何よりもスピード感がたまらない。あらすじとか結末なんてどうでもいい。何だか最近は「銭ゲバ」がドラマ化されたようだが、むしろこの作品を映画にでもして欲しい。帯にもあるが、タランティーノばりの安っぽくてスピード感に溢れたアクション映画になると思うのだが。