雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン/沢木耕太郎


記憶の中の旅

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)


イタリアからスペイン、ポルトガルと旅の終着点まで。
結局、旅とは何処かに行くためのものではなく、旅をし続けることにあるようだ。
そして、メルヴェイユな体験に出会うこと、ということではないだろうか?
読み終えてみると、ある種の空虚感が残るのは、ここにあるのは個人的な旅の記憶を超え得ない点にあるような気がする。