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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

アポリネール傑作短篇集/ギョーム・アポリネール

シュルレアリスム


芽生えのような


アポリネールは、「シュルレアリスム」という言葉を生み出した、シュルレアリスムの先駆者の一人である。アポリネールを語るほどアポリネールを知っているわけではないが、この本はその一端に触れることができる。ここに収められている短編は、その発想において奇想という言葉がふさわしいような気がする。あるものはSF的であり、あるものは幻想的であり、また根底にあるのは皮肉めいた笑いのようだ。その軽さを、ブルトンは自らの作品に受け継ぎはしなかったようだが、シュルレアリスムの芽生えのようなものがあるようだ。