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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

越境のレッスン―東アジアの現在・五つの対話/四方田犬彦

語り


忘れない


越境、つまり国境を越えるために、そんな意図を以ってまとめられたのだろうか。
東京という都市、日本語という言葉、日本と韓国、台湾、香港、中国との境界線、映画、そういったものを巡って、四方田犬彦と6人が対談している。
だがこの本は、天安門事件を巡って書かれたようにも思う。
1989年という年は天安門事件のあった年として記憶されることであろう、そんなメッセージが伝わってくるようだ。
ソビエト、東欧の民主化のうねりと天安門事件、そして日本はバブルへ、そんなうねるような世界の動きが嫌でも伝わってくる。
それももう20年前である。