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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム/寺山修司


思い出したくないけれど忘れられない

両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)

両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)


寺山修司の様々な著作から、「気のきいた言葉」を選んできたアンソロジーである。
選んだのは本人ではない。
そしてアルファベット順に並んでいるため、隣の言葉とは関係があるような無いような…
なぜ寺山修司に惹かれるのだろうか?
それは、寺山修司が言葉に、とりわけ短い言葉にこだわりのある人だったからだ、という気がした。
それが真実だとか、真理だとか、そういったことではない。
何かの的を得ているような。
叙情というのでもない。
研ぎ澄ました言葉が並べられているような感じだろうか。
少し違うような気がする。
そしてそれはどこか若い感じがしている。
10代の頃を思い出すような、思い出したくないけれど、忘れられない思い出のような、そんな感じがする。
きっとこの本はもう一度開いてしまうような気がする。
それは確信にも似ている。