雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

茄子 (1)/黒田硫黄


茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))

茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))


茄子をネタに描かれた連作である。
周りからセンセーと呼ばれている高間、女子高生の高橋、フリーターの国重と有野、ぺぺ・ベネンヘリ、これらの登場人物が使いまわされている。
それらの人物たちが交差することは無い。
変わらないのは茄子だけである。
1巻ではアニメにもなった、「アンダルシアの夏」が入っている。
だが、それよりも、高間の元に眠りに来るキャリアウーマンぽい女性をもてなすための鶏の塩パン包み、国重の作る茄子とトマトとジャコのサラダ、そういった料理にも惹かれてしまう。