雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

北園克衛詩集


コトバ・イメージ

北園克衛詩集 (現代詩文庫 第 2期23)

北園克衛詩集 (現代詩文庫 第 2期23)


久しぶりに引っ張り出して読んでみる。
北園克衛の詩は、ひとつは名詞の持つイメージの結びつけにあると思った。
もうひとつは形容詞と名詞のずらし方のセンスが上手いのだと思った。
そもそも何かを吐露したり、感情を乗せるようなものではない。
北園自身も言っているように、「ブラッシュで絵を描くように」作られた詩なのだ。
それが心地よい風を吹かせている。