雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

Sex 3/上條淳士


磯野と中島

Sex 3 (ヤングサンデーコミックス)

Sex 3 (ヤングサンデーコミックス)


3巻目は連載終了から12年以上経って初めて出た。
連載をそんなに細かくチェックしていなかったので、新鮮な感じがする。
ナツの学生生活を中心とした、言わば青春モノっぽい感じと、ユキを中心としたクライムアクションを目指したい感じが、中途半端に迷っているようだ。
中島が横須賀で遭った「怖い目」が何だったのか、それっぽく舞台は横須賀にも展開してゆく。
作者の迷いが物語を停滞させているのだが、ひとコマの中の構図、タッチへのこだわりがそこかしこに見える。
「ホントはよ 友達になりたかったんだ 俺」
って、それ…