雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

詩の力/吉本隆明

詩の力 (新潮文庫)

詩の力 (新潮文庫)


これは良い本だと思った。
現代詩を中心に短歌、俳句、歌謡曲までを射程において、吉本隆明が平明に語っている。
詩とは何か、詩を読むとはどういうことか、そんな疑問を懐いたことがあるなら読んでみるべきかもしれない。
詩に触れ始めたのは学校の授業だったような気がする。
だが、退屈でつまらなかった気がするし、だいいち詩とは何か、なんて内容ではなかったと思う。
だが、改めて詩を読んでみようか、とも思う。
そして、この本には各詩人の一節が引用され、とても良いアンソロジーでもある。