雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

室町の王権―足利義満の王権簒奪計画/今谷明

この本もまた図書館で借りた本である。
室町時代足利義満による王権簒奪計画を実証してゆく。
あくまで政治学として、分析しようとしているようだ。
そして、本当の射程は天皇制にあるようだ。
今ひとつ、著者の主張を消化しきれていない。
政治的権力を裏づけする象徴権力という構図が、西欧系との比較において何をか語ろうとしたかったようだ。

室町の王権―足利義満の王権簒奪計画 (中公新書)

室町の王権―足利義満の王権簒奪計画 (中公新書)