雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

優雅な獲物/ポールボウルズ

この本もまた図書館で借りた本である。
というか、絶版で店頭では手に入らない。
この本はボウルズの初期の短編を集めている。


ボウルズにとってのアラブとは、決して相容れない他者として立ち現れる。
物語世界に裂け目を入れ、悲劇をもたらす。
主人公たちは彼らに何をしたということもない。
悲劇の原因を作ったわけでもない。
ただ不条理に悲劇がもたらされる。


なぜボウルズを読みたくなるのだろうか。


優雅な獲物

優雅な獲物