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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

地獄の季節/アルチュール・ランボー

ランボーを読むのは、二十歳より前のほうが良い。
そこにある激情や焦燥感のようなものに、もう反応できなくなっている自分に気づく。
詩というものが何であるか。
詩を読むという体験は、自分にとって何であるか。
そんなことに何かしらの答えを持ってしまうと、つまり、それらの問いに対して言葉が用意できるようになってしまうと、ランボーの詩はちょっと距離を感じてしまうのではないだろうか。
それは、ランボーの詩が感情にまかせて吐き出された言葉なのだと言っているのではない。
だが、その詩を読み通せるのは二十歳前でなければならないし、二十歳前にランボーを読まなかったなら、きっと一生読むことは無いだろう、という類の言葉なのだと思う。

地獄の季節 (岩波文庫)

地獄の季節 (岩波文庫)