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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

スノーボール・アース/ガブリエル・ウォーカー


「全地球凍結仮説」というのがある。
今から約6億年前、地球全体が氷に覆われ、巨大な雪球、スノーボールのようになっていたという。
この本は、そのスノーボールアース仮説を巡る、科学者たちの活躍と衝突を描いている。
仮説が誕生し、仮説を裏付ける証拠の発見、仮説を巡る様々な論争、そういった科学者たちの姿を描こうとしている。
地質学者、古地磁気学者、気象学者、古生物学者、様々な研究者が登場する。
彼らはみな、肯定するのか反発するのかの違いはあるものの、スノーボールアース仮説に取り憑かれている。
スノーボールアース仮説そのものに関する、まとまった内容の本ではない。
だが、頁を繰って話の流れを追っていくうちに、おおよそのイメージは得られるだろう。
乱暴にまとめてしまえば、プレートテクトニクススノーボールアースによるダイナミックな気候変動が、カンブリア大爆発を引き起こした、ということである。
読み物としては面白いのだが、今ひとつ物足りない。


スノーボール・アース

スノーボール・アース


新書版も出るようだ。


スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)