森村泰昌氏は自らが仮装し名画になるポートレイトを作成する美術家である。
当初、シミュレーショニズムとも称されていたような気がする。
この本は、森村氏の自己解説であり、現代美術に関する森村氏の解説でもある。
まず、「モナ・リザ」に扮するための分析、調査、そして再現方法を解説する。
次は「太陽の塔」に関する考察、ピカソ、ゴッホを取り上げる。
アンディ・ウォーホールと死の関係、シンディ・シャーマン、第10回シドニー・ビエンナーレの話へと展開して行く。
久しぶりに美術展へ行ってみたくなった。
- 作者: 森村泰昌
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/05/20
- メディア: 新書
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (34件) を見る