雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

東京居酒屋探訪/大道珠貴

何となく随筆が読みたくなって、図書館で何冊か借りたうちの一冊。
筆者の大道氏については何も知らない。
「居酒屋」と言いつつ、イタリア料理やフランス料理の店にも訪れているが、そんなことは大したことではない。
店の紹介かというと、そういった面も無いではないが、それがメインではない。
どうやら筆者は、ある種のスタイルを模索していたようだ。
導入部分の筆者の思うところが述べられ、店での様子が語られ、酔いの余韻を述べる、といったような構造であり、そこに筆者のスタンスが揺れ動いている。
思ったよりも軽く読み流してしまったようだ。


東京居酒屋探訪 (講談社文庫)

東京居酒屋探訪 (講談社文庫)