雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

”全身漫画”家/江川達也、鈴木隆祐

そういえば、マンガ雑誌を買わなくなって、どれぐらい経つだろうか。
本屋に立ち寄っても、コミックコーナーには行かないようにもなった。
江川達也氏について今更、説明する必要もないだろうから省略しよう。
この本は、鈴木氏のインタビューによって、江川氏が自作の手の内を明かしている本だ。
その作品たちに籠められた考え、作品を成立させている戦略、そういったものが次々と明かされる。
読み進むにつれて、江川氏の作品を読み込めていない自分に気がつく。
あまり良い読み手ではなかったようだ。
だが同時に、江川氏の、絶えず読者を裏切り続けようとする姿勢というのは、表現者としてとても刺激になった。
(その刺激については、ここでは明かしはしない)


“全身漫画”家 (光文社新書)

“全身漫画”家 (光文社新書)