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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

美神の館/オーブリ・ビアズレイ

ビアズレイと言えば、19世紀末のデカダンスなモノクロのイラストだろう。
サロメアーサー王の挿絵は良く知られているだろう。
この本は、ビアズレイが書いた小説である。
タンホイザーウェヌスの館を訪問し、豪華な宴と、放埓な情事を繰り出す小説である。
読み返してみて思うのは、当時、これを面白いと思って買ったのだろうか、という疑問だ。
装飾的な、レトリックだらけの文章は、どちらかと言うと読みにくい。
まるで、形容詞の練習だ。(訳者は澁澤龍彦
物語を堪能するというよりは、挿絵が豊富なので、それを眺めるのがこの本の楽しみ方かもしれない。

美神の館 (中公文庫)

美神の館 (中公文庫)