雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

方丈記/鴨長明

何となく取り出して読んでみる。
鎌倉時代の古文とは言え、原文でもほんの数時間で読めてしまう。
確か高校生の時にも、日曜日に一日で読み終えたのだった。
いまさら内容や作者について書く必要も無いだろう。
作者が60歳の頃に書いたようだ。
果たして自分が60歳になったら、このような心境に至れるのだろうか。
山の中に小さな庵を建てて、四季の移ろいの眺めつつ、心安らかに暮らすという姿は、確かに羨ましい。
部屋の中の描写に、棚には和歌と管絃と往生要集、傍らに琴、琵琶、と言う記述が出てくる。
詩歌と音楽と仏教、なかなかの趣味人っぷりだと思った。
それと、それほどまでに往生要集は面白いのだろうか。
早速、ググってみると、どうやら地獄の描写が特色あるようだ。
そうか「memento mori」ということか。
何だか心が騒がしい日々が続いているので、方丈記を真似てみるか。

方丈記 (岩波文庫)

方丈記 (岩波文庫)

持っているのは岩波文庫版。
1984年の第58刷で、定価が100円だ。
方丈記

方丈記

そうか、今は只で読めるのか。
方丈記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

方丈記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

現代語訳付らしい。