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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2011 危うく夢見た一年/スラヴォイ・ジジェック

2011年がどんな年だったのかを個人的に考えることとは別だ。
しかし、世界情勢で言えば「アラブの春」「ヨーロッパ危機」といったキーワードで語られる年なのだろう。
それらを楽観的に民主化の波や、資本主義の限界と片付けてしまうとしたら、既に思考が停止してしまっている。
口当たりの良い、いかにもニュース番組的にカテゴライズして、ほんの少しだけ本気で思ってもいない懸念を添えておけば、それで理解したつもりになれる。
それで良いと思っているなら、この本は読まないほうが良いし、議論の晦渋さに辟易してしまうだろう。
近ごろ、人文系の本を敬遠していた自分も、その類の頭になっていた。
どうやら、資本主義についても、民主主義についても、何にも判っちゃいなかったようだ。
というか、変幻流転する世界を捉え切れていない、この脳みそに嫌気がさしたのだった。


2011 危うく夢見た一年

2011 危うく夢見た一年