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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

サテュリコン/ペトロニウス

何度か読みかけては止めていたのだけれど、ようやく読み終えることが出来た。
古代ローマの小説なのだけれど、一言で言うならスラップスティックだと思った。
特に「トリマルキオンの饗宴」の章は圧巻だ。
奇想天外な料理の数々と、狂騒的な台詞回しは、冷静に読んでいてはつまらないだろう。
食と男色に溢れたこの小説は、読み飛ばすぐらいの勢いで読んでいくのが、ふさわしいのではないだろうか。
風刺小説との副題もあるが、風刺されているのは一体誰なのか。
意味を量るよりも、スラップスティックな馬鹿騒ぎを楽しむ小説だと思う。


サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)

サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)