雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

私自身のための俳句入門/高橋睦郎

詩人の高橋睦郎氏が俳句の本か、と思って買った。
というのは、かれこれ17年前のようだ。(レシートの日付は1996年だった)
読みかけては止めてを繰り返していたのだけれど、改めて通読してみる。
俳句の本のはずが、記紀歌謡から始まる。
和歌とは一体何物か、という話から始まり、切れ字といった語法や音数の話など、俳句原論といった趣だ。
これは俳句の入門者が読む本ではないのだった。
詩人自身が俳句とは何かを考察する本である。


私自身のための俳句入門 (新潮選書)

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