詩人の高橋睦郎氏が俳句の本か、と思って買った。
というのは、かれこれ17年前のようだ。(レシートの日付は1996年だった)
読みかけては止めてを繰り返していたのだけれど、改めて通読してみる。
俳句の本のはずが、記紀歌謡から始まる。
和歌とは一体何物か、という話から始まり、切れ字といった語法や音数の話など、俳句原論といった趣だ。
これは俳句の入門者が読む本ではないのだった。
詩人自身が俳句とは何かを考察する本である。
- 作者: 高橋睦郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/09
- メディア: 単行本
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