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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

堕落論/坂口安吾

随筆

この本は幾度と無く読み返してしまう。
そして読み返す度に沁みてくるようだ。
何故もこう読み返すのか考えてみると、言っていることが分かりやすいからだろうと思う。
もっと言えば、率直なのだと思った。
韜晦や反語や皮肉ではなく、直截な言葉なのだと思う。
坂口安吾のような生き方が羨ましいとは思わないのだが、透徹した言葉には憧れる。
しかしどこかで聞いた感じもするので思い巡らしてみると、酔っ払いのオヤジの言葉にも似ている。
そういや坂口安吾も酔っ払いだっけ。
この「堕落論」に収められたエッセイを書いていたのは、40歳頃のようだ。
既に自分は歳を追い越してしまったのか。
そう思うと、安吾の貫禄あるオヤジっぷりには舌を巻かざるを得ないし、自分の浮遊さ加減にはいささか呆れも混じるな。


堕落論 (角川文庫)

堕落論 (角川文庫)

カバーが違うが、もっているのは多分これ。
堕落論 (280円文庫)

堕落論 (280円文庫)

280円なのか?