雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

自叙伝・日本脱出記/大杉栄

古本フェアで見つけて何となく買ってみたのだが、これが案外面白かった。

大杉栄がいったいどのような人物なのかは、ネットででも検索すれば良い。

また、甘粕大尉によって虐殺されたことだって、よく知られているところだろう。

この本は大杉栄が自分の半生を語り、獄中での暮らしや、パリでの国際アナキスト大会に合流するべく、文字通り日本を脱出する様子が描かれる。

思想的なものではなく、性格や人柄が見えてくる本だ。

そして、大杉栄という人間に惹かれていたのだ。

自叙伝・日本脱出記 (岩波文庫)

自叙伝・日本脱出記 (岩波文庫)