最近本を読んでいない。
仕事が忙しくて、電車の中では寝てしまうことが多い。
それでも、ようやく手に入れたこの本を何とか読み終えた。
この本は古くからある禅宗の法語や名句を集めるという形式の本である。
漢文に対し、解説も無く、読み下し文があるだけ。
だから、読んで判っているのかいないのか、判ったつもりになっているだけじゃないのか、ということが絶えず問われている、と思った。
実際、判らないことのほうが多い。
だがそれでも、読んで頭の中で反芻して、語句を味わうという感覚は、近頃の本にはない感覚だ。
たぶんこれからも繰り返し読むのだろう。
そういう本なのだと思う。
- 作者: 足立大進
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/04/16
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (3件) を見る