雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

パプリカ/筒井康隆

この本もまた図書館で借りた。
久しぶりに小説を読んだ。
しかもSFだ。
夢オチという言い方は、些か侮蔑的なニュアンスが含まれると思うのだが、そういうことではなく夢オチっぽい。
夢と現実が混合し、エロティックなアクション活劇はエンターテイメント性に満ちている。
だが、善悪の戦いは終結したのか、そもそもそれは存在したのか、物語全体が宙ぶらりんにされてしまう。
どこかで仕事だらけになっていた頭の中が、リフレッシュされたような気がする。


パプリカ (新潮文庫)

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映画にもなっている
パプリカ [DVD]

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