この本もまた図書館で借りた。
何となく読書の気が進まないので、怪談だったら読むかと借りてみた。
明治の百物語企画なのだが、江戸の百物語とそうは違わない気がする。
時代の区切りと人々の心象は必ずしも一致しない。
何を怖いと思うか、その変化は明治では未だささやかなものだったのだろう。
やはり、因果応報、不義理そういった、恐れるに足る原因がある話なのだ。
不条理や得体の知れない恐怖は、やはり20世紀の産物だろうか。
それとも、西欧化のコンテクストなのだろうか。
やはり怪談は面白い。
- 作者: 東雅夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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