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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

安吾新日本地理/坂口安吾

随筆

これもまた電子書籍で読んだ。

実は紙媒体の本でも持っている。

こういう本の各章が、個別になってしまうのは、とても読みにくい。

なぜこんなことになってしまうのか。

こんなことでは、星新一青空文庫で読めるようになったら、と想像するだけで恐ろしい。

それはともかく。

たぶんこの本を最初に読んだのは、もう20年近く前になるだろうか。

どうやら雑誌の企画のようで、日本各地に出かけてはその歴史を紐解くというようなエッセイだ。

しかし坂口安吾がやるからには、ただ通り一辺倒の歴史を紐解くだけではない。

隠された歴史を嗅ぎつけて、ほじくり返そうとする。

トンデモ本と紙一重の危うさで、披瀝されていく歴史は間違いなく面白い。

特に情報の少ない古代史に切り込むあたりは、とてもスリリングだ。

坂口安吾作品の中でも出色の出来だと思う。

 

安吾新日本地理 (河出文庫)

安吾新日本地理 (河出文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂口安吾全集〈18〉 (ちくま文庫)

坂口安吾全集〈18〉 (ちくま文庫)