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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

銀河鉄道の夜/宮沢賢治

久しぶりに読んでみた。

初めて読んだのは、小学生の時だ。

当時、何を思ったのか覚えていないが、当時から好きな作品であることは間違いない。

僅かに分別のついた大人になって読み返してみると、宗教的な点が気になってしまう。

もちろんそれが、弱点なのではない。

これは、天上を目指す冥界下りの物語であり、死と再生のイニシエーションなのだろう。

 ふと、松本零士の「銀河鉄道999」を思い出す。

星野哲郎が永遠の命をもらえるというアンドロメダ星雲行きの銀河鉄道に乗り、案内人であるメーテルと旅に出る。

銀河鉄道の夜」が思春期入口の人生への迷いを宗教に結びつけて昇華を図ったものだとしたら、「銀河鉄道999」は思春期真っただ中の性への目覚めをファムファタールめいた謎の美女との旅行というメタファーで昇華しようとするものかもしれない。

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜