雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

スローなブギにしてくれ/片岡義男

この本もまた電子書籍である。

というか、ブック○フに一冊も無かった。

そういうものなのか。

この本が出た当初は読もうなんて思いもしなかった。

ただ、南佳孝の同名の曲は気に入っていた。

バイク乗りの少年が、第三京浜で捨てられた猫と女を拾って、一緒に住んで…、という話である。

ホンダCB500、ムスタング、ロードサイドの定食屋、小道具で小説の世界が見えてくる。

拾った女とのボーイミーツガールな物語のようで、その手前にいる。

今にして思えば、ここにはブコウスキー的な雰囲気があるように思った。

 

スローなブギにしてくれ

スローなブギにしてくれ