何だか調子が良くない、病気というほどではないと思うんだけど、何もかもがつまらなくなってしまうときがある、という日常が続いていて、ふと久しぶりに行った本屋で見つけた本。
田中圭一のことは、コミックキューなどで目にしていたが、あまり読んだことは無かった。
そして、それ以上に鬱なんて、ネットスラングで使うぐらいにしか考えて無かったけれど、読んでみると、案外、自分にも当てはまる部分があることに気付いた。
他人と比べることに意味が無いことは頭で分かっていても、同年代や同じ立場の他人と比べ、上を見て下を見て横目で見ながら遠くに眼を凝らす。
結局は、リアルだろうがネットだろうが、社会やコミュニティの中にいる。
他人と過ごして何も思わないということは不可能なのだけれど、それを吐き出さずに飲み込み続けている自分を発見する。
それが、このところ続いている不調の原因なのかもしれない、と思い当たった。
この本でそんな気持ちが少しだけ楽になった。
たぶんまだ大丈夫だろう。
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】【電子書籍】[ 田中 圭一 ]
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