何故か、この本を読んでいなかった。
SFの入り口がウェルズ、ヴェルヌ、小松左京、眉村卓であった小中学生の頃、長編は長すぎるからだろう。(小松左京の長編も、ほとんど未読)
なので、ちょっと読んでみようかという気になった。
読んでみたら面白い。
中学生の頃にSF好きの友人に薦められたのを思い出した。
わかりやすいプロットとちょっと感傷的な主人公の言い回しは、なるほど名作と言われる所以か。
主人公の相棒として猫のピートは、そう重要な役どころでもないが、物語のアクセントとして効いており、「猫小説」と言われるのも納得。
ジュブナイル系のSF好きであれば、気に入るだろう。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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