雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

夏への扉/ロバート・A・ハインライン

何故か、この本を読んでいなかった。

SFの入り口がウェルズ、ヴェルヌ、小松左京眉村卓であった小中学生の頃、長編は長すぎるからだろう。(小松左京の長編も、ほとんど未読)

なので、ちょっと読んでみようかという気になった。

読んでみたら面白い。

中学生の頃にSF好きの友人に薦められたのを思い出した。

わかりやすいプロットとちょっと感傷的な主人公の言い回しは、なるほど名作と言われる所以か。

主人公の相棒として猫のピートは、そう重要な役どころでもないが、物語のアクセントとして効いており、「猫小説」と言われるのも納得。

ジュブナイル系のSF好きであれば、気に入るだろう。

 

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)