雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

泰平ヨンの未来学会議/スタニスワフ・レム

レムの泰平ヨンシリーズを借りてみた。

未来学会議でテロに巻き込まれ、脳移植を経て未来世界で目を覚ますと、そこはドラッグ漬けの世界で、というドタバタSF。

ドラッグ社会を批判しているとかって感想も見るが、批判しているだろうか。

むしろ、現実とは何か、自己認識とは何か、という命題に対するSFだと思う。

そして造語と奇妙な概念が次から次へと登場して読みにくい。

まぁ、そんなことも含めてレムなので、そのことで面白さが減るわけでもない。