何となく読みたくなって、古本で購入。
ルネサンス以降、近代の哲学を見直す必要がある気がしている。
おそらく、ポストモダニズム的な思考を抜けて、前近代的な位置に戻るのか、ハイパーモダニズム的な位置にまで突き進むのかと考えると、もう一度、ヒューマニズム的な思考を検証すべきなのかもしれない。
フランシス・ベーコンは帰納法、と受験勉強で覚えたが、実際の思想を捉えていたとは言い難い。
とは言えこの本は、様々なテーマに沿って、小文を気ままに記載しているような内容である。
今一つ何が言いたいのだろうと思うような内容もあるが、なるほどと思える内容もあった。
もう一度、読み返してみる必要があるかもしれない。
※読んだのは岩波文庫版だが、絶版の様子。